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新入社員研修、新人研修の担当者必見|Z世代に合わせたカリキュラムと内容設計

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新入社員研修は、企業の未来を担う人材を育成するための第一のステップであり、重要な機会です。しかし、Z世代の新入社員に対しては、従来の研修方法では不十分なこともあります。本記事では、研修担当者に向けて、新入社員研修の基本的な目的やカリキュラム、さらにZ世代の新入社員に向けた導入研修の内容例について、作り方やポイントを解説します。

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1.新入社員研修の目的

新入社員研修とは、新たに企業に入社した社員を対象に行う研修のことです。入社してすぐ実施されることがほとんどですが、企業によっては入社前から実施することもあります。ここでは新入社員研修の主な目的を3つ解説します。

①企業理念や事業内容の理解、技術習得

企業理念は、新入社員が自身の行動基盤を築くために重要です。これを理解することで、難しい状況でも企業理念に基づいて判断し行動できます。そして、社会貢献意欲の高い新入社員にとって、企業が社会にどのように貢献しているかを知ることは、組織へのエンゲージメントを高めます

また、企業全体の事業内容を理解する機会も必要です。これにより、自分の業務が企業全体に与える影響を把握できます。さらに、配属先の業務を円滑に進めるための技術習得も重要です。これにより、自分の役割や目標が明確になり、モチベーション高く働くことが可能となります。

②学生から社会人へのマインドチェンジ

新入社員にとって大切なのは、学生気分を捨て、企業に貢献する社会人としての意識を持つことです。学生と社会人では考え方が違います。学生時代は親から支えられ、大きな責任を負うようなことはなかったかもしれません。しかし、社会人となれば、個人の好き嫌いに関係なく、計画的に業務を遂行しなければなりません。社会人として、そして企業のブランドを代表しているというマインドチェンジが必要です。

③社内人脈や絆づくり

職場での人間関係はとても大切で、新入社員研修は同僚とのコミュニケーションを深める貴重な機会です。この研修を通じて新入社員の中に共感や信頼が生まれ、仕事に励む上での支えになります。
一緒に課題に取り組む体験を通して、助け合って課題を乗り越え、喜びや悲しみを共有することで、深い絆が育まれます。新入社員同士だけではなく、困ったときに相談できる先輩や、他部署の社員がいると安心して働くことができます。職場での良好な人間関係が築かれると、コミュニケーションが円滑になり、仕事の効率が向上します。

2.新入社員研修に必要なカリキュラム(内容)とは

新入社員研修では目的に応じて、必要なカリキュラムを選び、組み合わせて構成します。
構成を考える上では、「基本となる内容」と「職種別の内容」に分けると考えやすいです。以下では、それぞれカリキュラムの主な内容を解説します。

基本となる内容

基本となる内容は、社会人としての基盤を形成し、仕事の効率や質を高めるために不可欠です。そのため、新入社員研修のスケジュール全体の中では入社式直後など初期の段階で行われることが多いです。新入社員研修全体の効果性を上げるためにも重要です。

企業や事業への理解

新入社員にとって、企業理念や経営方針に関する研修は非常に重要です。研修では、企業の理念や事業目的、価値観、ビジョン、新入社員に期待すること、自社で働くことの社会的意義などを伝えます。これにより、企業への深い理解とともに役割認識やモチベーション向上が期待されます。

座学での実施が適しており、役職者や経営幹部、各部門の既存社員から話を聞くことが有効です。企業理念や経営方針、事業内容を理解することで、既存社員と同じ視点で業務に取り組むことができます。

社会人としてのマインドセット

学生から社会人へのマインドチェンジを行い、新入社員が自覚を持って行動するためには、マインドセットのカリキュラムが不可欠です。このカリキュラムを通じて、個人の視点から組織全体の視点へと視座を高め、組織に貢献する人材を育てます。

また、相手の視点に立ち、謙虚な態度と顧客志向のマインドを持つことも重要です。多面的な視点を学び、それを具体的な行動に結び付ける方法を学習します。

ビジネスマナー

ビジネスマナーは、社会人として仕事を円滑に進めるために欠かせません。これにより、相手と良好な関係を築き、社内外に対し好印象を与えられます。ビジネスマナーを身に付けないと、誤解を招き、対外的には企業の信用を損なう可能性があるため、早期に学ぶことが重要です。

研修では、TPOに合った身だしなみ、あいさつの仕方、歩き方など所作、名刺交換、来客や電話対応、正しい言葉遣いを学びます。座学とロールプレーイングを組み合わせることで効果的に習得できます。

 コンプライアンス

コンプライアンスは、新入社員研修に不可欠なカリキュラムであり、法令遵守だけでなく、社会的規範や企業倫理、就業規則などを守ることを意味します。新入社員は、情報の取り扱いやハラスメント、社内規定などを理解し、責任ある言動を取ることが重要です。

コンプライアンスのカリキュラムを怠ると、SNSの不適切利用や情報漏えいのリスクが増大します。研修では、コンプライアンスについての認識度や理解度の確認、事例紹介を取り入れ、新入社員の当事者意識を高めることが必要です。

コミュニケーション力

コミュニケーションスキルの向上は、円滑な業務進行に不可欠です。信頼関係を築き、業務を円滑に進めるためには、相手の視点に立ったコミュニケーション力が求められます。相手の意図を理解し、情報を詳しくヒアリングし、状況を的確に伝え、相手が求めることを分かりやすく伝える力を習得する必要があります。

特に新入社員が「報連相(報告・連絡・相談)」を行うことで、新入社員の業務状況を周囲が把握でき、トラブルを防ぐことができます。座学やロールプレーイングやグループワークだけでなく、自身のコミュニケーションスタイルを知る診断も効果的です。

論理的な思考

上司への「報・連・相」や、顧客対応で物事の本質や課題を分かりやすく伝えるためには、論理的な思考が必要不可欠です。新入社員が論理的思考を身に付けることで、判断力や決断力が高まり、説得力のある伝え方ができるようになります。研修では、座学の後に実習やグループワークを行うと効果的ですが、一度の研修では習得が困難です。日常の仕事の中で開発されるような具体的な行動計画が必要です。

チームワーク

業務を円滑に進めるためにはチームワークが重要です。チームワークの意義は「チームで仕事に取り組んで、成果を上げること」です。そのために、メンバーの能力や個性を最大限に発揮できるチームづくりが重要です。チームワークの重要性や高めるための考え方について学習し、周囲と協力して仕事を進めるためのコミュニケーション力を高める機会を提供しましょう。ペアやグループでの実習で体験学習を行うことが効果的です。

情報収集力

新入社員の時期に情報収集力を養うことは重要です。仕事では、待っていても情報は集まってきません。社内外の信頼性のある情報を効率的に収集する「情報収集力」を高めることで仕事の質と効率が向上し、新しいアイデアの創出や適切な判断が可能となります。

昨今の新入社員が苦手とする、働き掛ける力を養うこともできます。情報収集力を育成するための研修内容には、情報の集め方と活用方法、必要な情報の選別、ツールを使った情報分析が含まれます。

PCスキル

実際に現場に配属されると、PCを使った業務、会議室やオフィス機器などのファシリティ利用が増えます。そのため、新入社員研修ではPCスキルとファシリティの使い方を教えましょう。PCスキルは業務効率と正確性に直結するため重要です。個人差を考慮して受講者のレベルを把握し、タイピングやワード、エクセル、パワーポイントなどのソフトの利用を体系的に学ぶ機会を提供しましょう。

ファシリティは実際に使うもので、情報セキュリティーにも関わるため正確に伝える必要があります。実際のオフィスでファシリティを確認しながら教えることが効果的です。

職種別の内容

基本となる内容とは別に、職種別の内容も必要です。職種別に行う研修の目的は、各職種に特有の知識やスキルを習得させることです。例えば、営業職向けには顧客対応やセールステクニックを、技術職向けには専門技術やプロジェクト管理を教えます。

この研修は、具体的な業務に直結する内容を中心に構成され、新入社員研修の期間中でも中盤から後半に位置づくことが多いです。職種に特化した研修を受けることで、実践的なスキルを身に付けることができ、新入社員は配属先で即戦力として期待できるようになります。新入社員も配属後の業務イメージが持て自信とモチベーション向上につながります。

3.新入社員研修カリキュラム作成手順とポイント

ここでは、新入社員研修のカリキュラムを作成する際の手順とポイントを解説します。

前提|新入社員の特徴をつかむ

まず研修を受講する新入社員の特徴を理解しましょう。

例えば、2024年3月に4年制大学を卒業して入社する新入社員は、主に2001年生まれです。1996年から2012年に生まれた「Z世代」は、デジタルネイティブとして知られています。彼らは、コロナ禍でのリモート授業やマスクで表情が見えないコミュニケーションなど、先輩社員とは異なる経験をしてきました。

どのような研修でもそうですが、受講者の特性や課題把握は、カリキュラム検討の前提条件となります。

新入社員研修のカリキュラム作成手順

企画

まず、自社が求める新入社員のスキルレベルや成長目標に基づいて、研修の目的や方針を決め、実施期間などのアウトラインを計画します。経営陣や現場の責任者からの意見を収集し、どのような成果を期待するのか、どの部門が研修に関与するのかなどのグランドデザインを作ります。

カリキュラムや内容の策定

次に、研修のカリキュラムや方法、具体的な内容を決定します。全体像と内容を明確にし、経営陣や現場の責任者に情報共有しながら、リソースを確保することが重要です。社内の関係部門に情報共有をし、外部ベンダーや会場、宿泊施設、備品があれば手配をします。事前アンケートを通じて新入社員のニーズや実態を把握し、それをカリキュラムに反映させることも効果的です。

案内

研修の詳細が決まったら、新入社員に対して研修の日時、内容、会場(オンライン開催の場合も含む)についての案内を送付します。この際、研修の目的や重要性についての説明を入れ、参加意欲を高めることが重要です。

実施

計画に基づいて研修を実施します。単に講義形式で情報を提供するだけでなく、参加者の反応や、理解度を確認しながら進めます。グループディスカッションやワークショップを取り入れることで、より実践的な学びの場を提供します。

振り返り

研修終了後には、受講者の理解度を測るためのアンケートを実施したり、振り返りをしたりします。新入社員の間で振り返りを共有し、相互にフィードバックを行い、得られたフィードバックを基に、次回の研修に向けた改善点を見つけることが重要です。

新入社員に対しては研修を通じて見つけた自身の問題点や課題と向き合い、改善を促す必要があります。必要に応じて個別のフィードバックやフォローを行い、受講者の納得感を高めます。

課題抽出

研修で学んだことを実際の業務に生かせているか、研修中に作成したアクションプランの進捗状況報告を新入社員へ依頼することにより、研修の効果を確認します。必要に応じてフォローアップ研修を実施し、継続的な成長をサポートします。

この流れに基づいて、新入社員が必要な研修を受けることで、実践的なスキルを身に付けられるようになります。また、研修の効果を最大化するために、継続的な改善とフォローアップを行うことが重要です。

育成ストーリーを持つ

新入社員研修を効果的なものにするためには、受講者のレベルに合わせた内容にすることが重要です。しかし、新入社員はほとんどの場合入社と同時に導入研修に参加しますので、あらかじめ調整することが難しい側面があります。

新入社員研修で分かってきた個々の能力や強みを配属先の上司や教育担当者と共有しながら、3カ年程度のストーリーを持ったプランを作り育成していくことが重要です。

4.Z世代に対応した4つの学習アプローチ

ここでは、新入社員研修のなかでもとくに導入研修のカリキュラムにフォーカスして解説します。導入研修は、入社式の後など研修期間の初めに行われることが多く、内容としても、マインドセットやマナー、最低限のビジネススキルの開発を目的として行われることが多いです。

具体例として、弊社の新入社員研修プログラムのコンセプトをご紹介します。昨今の新入社員の特性を押さえて、基本となる内容を学習するための「4つの学習アプローチ」を解説します。

24卒新入社員の特徴をつかむ

弊社株式会社ビジネスコンサルタントでは、毎年、新入社員の特徴を調査しています。2024年度で14年連続の実施となりました。Z世代の新入社員を理解する切り口としてご紹介いたします。

<調査概要>
調査期間:2024年3月~2024年4月
調査方法:オンラインおよび紙面で実施したアンケート(選択式回答)
調査対象:弊社および弊社グループ会社が実施した新入社員研修の受講者、アンケートの実施のみを希望した組織の新入社員
回答者数:5,759名(257組織)

<2024年度アンケート結果の特徴>

  • 働く上で最も重視していることは「社会や人から感謝されること」
  • 働く上で最も不安に感じていることは「上司や先輩とうまくやっていけるか」
  • 「計画力」「実行力」「主体性」があると感じているが「働き掛け力」「発信力」に苦手意識
  • セルフエスティーム(自己肯定感)の「自己重要感」※1「自己好感」※2について、肯定的な認識が増加
     1 自己重要感:自分のことをかけがえのない大切な存在だと思う
     2 自己好感:自分のことを好ましい良い人間だと思う
  • 半数以上が「うまくいっているときでも、起こるかもしれないリスクに備えている」
  • 半数以上が「ちょっとした失敗があると、ほかのことでも失敗するのではないか」と感じている
2024年度新入社員アンケートの表紙画像

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弊社が新入社員5,759名(257組織)を対象に、実施したアンケート調査結果を公開します。本調査は2011年度に開始し、今回で14回目となります。
ダウンロードはこちらから

Z世代の新入社員は、パンデミックの影響で集団や人との関わりが限られた環境で学生時代を過ごしたため、社内の上司や先輩とは異なる経験や特徴を持っています(図)。

2024年度新入社員アンケートのサマリー
図 新入社員の傾向 新入社員アンケート
株式会社ビジネスコンサルタント実施(2024年3月~2024年4月)新入社員5,759名(257組織)対象「2024年度 新入社員アンケート結果」より)
7/3・22・30開催│2024速報!5759名のアンケートから考える 新入社員の立場に立った育成ストーリーとは 無料セミナー昨今、新入社員との価値観の違いから、管理職や先輩社員の中で関わり方に悩む方が多いようです。人事部門としても、早期育成や離職防止策、毎年の新入社員研修の企画が大きな課題です。カギは、異なる環境で成長した新入社員を理解した上で、育成のストーリーを考えることです。...

課題と育成仮説を考える

新入社員の調査から、人間関係の不安や発信力の不足、あいまいな状況や葛藤状態、ストレスに対する対応の不安が浮かび上がりました。加えて、基本的なビジネスマナーやスキルの開発、社会人としてのマインドセットも求められます。

リアルな人との関わりや集団活動の経験が少ないことが原因であれば、その経験を積むことが最も必要です。職場に配属する前に自身の限界や特性を知り、成功や失敗を体験することで、自信と啓発課題に気づくことができます。また、限られた時間内で効果的に学ぶためには、体験学習のテクノロジーや研修ノウハウを活用することが有効です。

このような考えから、座学だけでなく、リアルな体験を通じて能力を開発するために、4つの学習アプローチを整理しています。このアプローチにより、効率的かつ実践的な学習が可能となります。

4つの学習アプローチ
  1. 自主管理運営による学習
  2. シミュレーション学習
  3. 相互評価による学習
  4. 現場に即した学習ツール

①自主管理運営による学習

「自主管理運営」とは、受講者が学習環境の準備や運営の役割を持ち、研修運営を行う中で育成を図る学習アプローチです。受講者の受け身体質を払しょくし、主体性を育む、弊社独自の手法です。放任するのとは違い、必要に応じて講師が適切に介入することで、気づきを得て学びと成長につなげます。

講師や事務局ではなく、学習環境を受講者自ら整えるというミッションを持ち、それぞれの役割を遂行することで、目的達成のために主体的に考え、働き掛ける姿勢を身に付け、責任感や規範意識を高めます。

②シミュレーション学習

「シミュレーション学習」とは、具体的なビジネスシーンを想定して役割を演じ、学習するアプローチです。これによりZ世代にとって重要な価値観である「自分の仕事が何に貢献できているか」を実感できます。

業務で起こる問題解決のために、自ら考え働き掛けて、情報を集め行動を起こす必要があるため「情報収集力」「働き掛ける力」を高めます。想定したビジネスシーンの中で、役割を演じながら、仕事の背景や目的、意味を理解し、相手の目線に立って取り組む姿勢を身に付けます。

③相互評価による学習

「相互評価による学習」とは、受講者同士で評価をし合うことで、自分のことを他者がどのように見ているか理解し、自己認識を高める学習アプローチです。1日の最後に「相互評価と振り返り」で学びを促進し、研修期間中、毎日相互評価を行います。これにより、社会人として「常に評価される」「他者に見られている」という意識付けを図ります。

自分の行動の良しあしがチームに与える影響を、体験的に学習することができます。新入社員が行う評価の精度は、評価シートやガイドラインなどノウハウを活用することで担保します。当然、講師からもフィードバックをしますので、多面的に気付きや学びを得られます。

④現場に即した学習ツール

価値観が多様化する昨今、弊社の標準テキストは、細かな表現も含め、時代に合うように毎年内容をアップデートしています。また、eラーニングはマルチデバイスに対応し、オンラインでも学習可能です。Z世代の新入社員だからこそ、スマホを活用した学習が効果的です。

学習科学を取り入れたラーニングマネジメントシステムを介せば、スマホが研修会場になります。業務に関するインプット学習、振り返りの投稿、プレゼンテーション練習などいつでもどこでも効果的に学習できます。

受講者の声(弊社が講師を担当した新入社員研修)

何度も自分の未熟さを痛感

この5日間は、何度も自分の未熟さを痛感させられて、挫折しそうになったり悔しい気持ちになったりしました。しかし、そこから自分の課題が明確になり、社会人としての意識に切り替わったきっかけとなりました。

印象に残る研修

この研修が無ければ、その後の研修の受講態度は全く違っていたと言えるほど印象に残る研修でした。私はこの研修があったおかげで社会人としての考え方や行動についてじっくりと考えることができたように思います。私個人だけではなく、研修全体でもあいさつや返事などの声の大きさや、休憩後のマナー所作確認など、とても好影響を及ぼしていたように考えています。

何が起こるか分からない状況が非常に面白かった

緊張感のある空間をつくり「迷ったら動く」を意識付けていただいた。会社紹介のロールプレーイングでは、急な役割変更や、予定には無かったことが入るなど、何が起こるか分からない状況が、実際の職場をイメージ形成につながり、非常に面白かったです。

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5.まとめ

本記事では、新入社員研修の目的、カリキュラムの作り方、研修の手順や具体的な内容例をご紹介しました。新入社員研修は早期戦力化だけでなく、定着のためにも重要です。ただし、入社して数日から数カ月の研修を受けたからと言って、スキルやマインドが完璧に身に付くわけではありません。職場への配属や業務への移行がスムーズになったとしても、成果を上げるためには職場での育成的な関りが欠かせません。重要なのは新入社員の特徴を理解した上で研修をプランニングすること、入社から3年程度の成長ストーリーを人事と職場で共有し、周囲が関わっていくことです。

「自社の状況だとどう考えたらよいか」「限られた予算や時間内で効果的な研修を実施するには?」「発信力や打たれ強さはどのように鍛えられる?」新入社員研修のカリキュラムを検討する上で、多くのお悩みがあると思います。弊社は、具体例としてご案内した標準プログラムでの実施も、組織状況に合わせたカスタマイズのデザインも可能です。また、1名さまから参加できる公開講座のご案内も、100名以上で複数会場同時開催などの大規模開催も会場手配から支援可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。本記事が新入社員研修の計画にご参考になれば幸いです。

レポート作成:㈱ビジネスコンサルタント 情報サイト事務局

7/3・22・30開催│2024速報!5759名のアンケートから考える 新入社員の立場に立った育成ストーリーとは 無料セミナー昨今、新入社員との価値観の違いから、管理職や先輩社員の中で関わり方に悩む方が多いようです。人事部門としても、早期育成や離職防止策、毎年の新入社員研修の企画が大きな課題です。カギは、異なる環境で成長した新入社員を理解した上で、育成のストーリーを考えることです。...